終了した理由が日本ではあり得ない?海外生まれの車アプリ3選!

2019.07.07  レビュー

Author
DMMAUTO WATANABE

カーシェアリング系アプリやノールック買い取り系の中古車アプリなど数クリックだけで
 
カーライフのすべてを楽にするような驚きの機能を持つアプリが国内でどんどん発表されていますね。
 
こういう話題のアプリは最初の内はものすごく注目されますが、
 
「あのアプリって最近どうなったんだろう?」
 
時間が経つにつれて私たちの生活の中で、このように思い出される事がありますよね。
 
これまで、AUTO MAGAZINEでは面白いアプリや優れた機能を持つクルマ関連のサービスを紹介しましたが、
 
実はリサーチの中で、いくつかの残念なストーリーを発見することがあります。
 

 
ということで今回は、素晴らしい機能でも終了してしまった海外のアプリと、その驚きの理由をご紹介します!
 
過去に話題になった海外のアプリを調べた結果の中から、3つのアプリを紹介していきます。
 

近くにある駐車スペースの予約が出来るC2Cアプリ


 
アプリ名:HEY STACK (ヘイスタック)
 
国:アメリカ
 
期間:半年(2014年5月~11月)
 
サービス概要:近くにある駐車スペースの予約が出来るC2Cアプリ

ヘイスタックは駐車施設や駐車スペースが見つけにくいアメリカのバルチモア市(メリーランド州)でビジネスを開始しました。
パーキングメーターが設置された道沿いの駐車スペースで車を駐車するのが通常でしたが、駐車スペースが少ないという問題を解決するのがビジネスをスタートするきっかけでした。
多くのドライバーたちのニーズに答えたり、町中にゾンビ姿に扮装した仕掛け人に「駐車の地獄から救え!」というユニークなマーケティング活動で、すぐに多くの方に認知されるようになりました。

 
なぜヘイスタックのサービスは、6ヶ月で終了してしまったのか?
 
ヘイスタックは土地の所有者に断らずにビジネスを始めたことが問題でした。
 
ユーザーが駐車スペースをこれから出るという通知をアプリで行うと、
 
次にその駐車場を利用したいというユーザーがその通知を確認すると予約することが出来ます。
 
このようにドライバーが効率的に駐車スペースを確保できることに価値を見出しました。
 
このサービスの認知が広まると本当に駐車スペースを利用したいユーザーがいるにもかかわらず、
 
ただ駐車スペースで次に駐車したいユーザーを待つことで利益を狙うユーザーが増えました。
 
問題を解決するどころか、すでに混んでいる町の邪魔になっただけだ。
 
というクレームは少なく無いようでした。
 
ヘイスタックが他の都市に同じビジネスを参入しようとしたのですが、
 
このアプリが街にもたらす影響を事前に知った州知事はこのビジネスを禁止してしまったケースもあり、
 
徐々にユーザーがいなくなり、サービスが終了したという事です。
 

社長のエリク・マイヤー氏曰く:
「アメリカ各州の自治体を相手にマーケティングするビジネスモデルは成功できない。」
と話しています。

 
ヘイスタックのサービス終了後、マイヤー氏がかつてゾンビキャンペーンで実現したマーケティングの想像力を
 
OrderUp – https://orderup.com/billing(現在はGrubhub.com)という、食事のデリバリーアプリで活かして、新規顧客獲得の活動を担当しています。
 
参照:HAYSTACK – [[https://www.softwaredevelopersinc.com/blog/2015/01/29/why-have-parking-apps-like-haystack-failed/]
 
 

駐車スペースをレンタル出来るC2Cアプリ


 
アプリ名:HelloParking(ハロー・パーキング)
 
国:アメリカ
 
期間:7ヶ月(2011年5月~2011年12月)
 
サービス概要:駐車スペースをレンタル出来るC2Cアプリ

対象はボストン市のガレージやアパートメントが保有する駐車スペースでした。
上記のヘイスタックと違って、駐車スペースのオーナーと相談した上で、利用していない時に貸すサービスです。
AirBnBのパーキング版だと言えます。アプリの会員となったユーザーたちには大人気でした。

 
今回もパーキングアプリですが、ヘイスタックのように他人の所有物で身勝手に行うビジネスをではなく、
 
個人が所有しているガレージや駐車スペースを使っていないときに、必要としている方に貸し出すための
 
プラットフォームとなるアプリです。
 
世界中でもよく知られているAirBnBのようなサービスです。
 
なぜハロー・パーキングのサービスは、7ヶ月で終了してしまったのか?
 
駐車スペースのオーナーが例え有料であっても知らない他人には貸したくない
 
という単純な理由で、サービスが普及しなかったからです。
 
特にアパートの専用駐車場に沢山の空きがあっても、家賃や既存顧客の売り上げで経済的な余裕が有るので、
 
例え誰かの為になることだとしても、新しいやり方のリスクを避けて断る人が多かったのです。
 
7か月の間、駐車場の管理会社、個人のオーナー、駐車施設を回って説得しようとしたのですが、
 
売上で不自由していないという事と、従来のモデルを崩壊したくないという所有者による意見で、
 
ハロー・パーキングのサービスは普及しなかったのでした。
 
参照:HelloParking – [[https://jungleworks.com/11-uber-for-x-startups-that-failed-are-you-making-the-same-mistakes/]
 
 

世界中で成功した経験を持つタクシーアプリ


 
アプリ名:HAILO (ヘイロー)
 
運営会社の国:イギリス
 
対象市場:アメリカ – ニューヨーク市
 
期間:1年(2013年~2014年)
 
サービス概要:タクシーを呼ぶアプリ
 

ヘイローは世界中で成功した経験を持つタクシーアプリです。
2013年に、競合他社のウーバーが先にタクシーではなく
専用の黒いセダンのみを対象にしてニューヨークに参入しました。
遅れてニューヨークに参入したヘイローは残りのタクシー市場に対してサービスを提供するため、
今まで通りの成功してきたタクシーアプリをそのままニューヨークで展開しました。

 
これが大きな問題となりました。
 
ヘイローの元々の出身地であるロンドンでは道が分かりづらくて、
 
運転手も厳しいトレーニングを受けた上で、いい乗車体験と関連情報を与えられることで有名です。
 
ニューヨークに参入したら、ロンドンと同じことをするだけでいいと思いました。
 
つまり、ニューヨークの実態を十分に理解しなかったのです。
 
ニューヨークはロンドンと違って、道路のほとんどが格子状なので分かりやすいです。
 
その結果、いわゆるイエローキャブの運転手になるにはハードルが比較的に低いです。
 
タクシーの交通量も多いので、専用アプリがなくても手をあげれば、数秒以内に捕まるのがニューヨークの常識です。
 
最終的に、対象にしているニューヨークの状況にうまく合わせなかったのが
 
ヘイローのニューヨークでの失敗した理由でした。
 
参照:HAILO – [[https://blog.placeit.net/apps-fail-teach-us-app-marketing/]
 
 

最後に

 
駐車スペースをすぐ確認できるアプリがあれば使ってみたいとおもいますか?
 
あまり利用していない自分の駐車スペースを貸したらどうなると思いますか?
 
タクシーが捕まえにくいと思った時がありましたか?
 
そう思う人はいるかもしれませんが、かっこいい機能だけを実現するのじゃなくて、
 
状況をちゃんと把握して、何か本当の問題を解決するのが大事ですね。
 
われわれDMM AUTOは、日本国内の中古車市場に向けて業界初のAI査定でユーザーのカーライフスタイルを開拓しています。
 
これからも車業界に新しい風を吹かせていきますが「こんな革新的なサービスをみたい」や「こんな機能を使ってみたい」というのがあれば、気軽にコメントしてください!
 

 
 

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